スプレーアートaiconさんへインタビューしました!|アーティストがフィンガーペイント「アトリエ ミオ」を体験したら?
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フィンガーペイントのお絵かきセット「アトリエ ミオ」を、
アーティストさんに体験してもらいました!
今回体験していただいたのは、
TikTokで大人気のペイントアーティストaiconさん!
「アトリエ ミオ」を体験した感想や、
普段のアーティスト活動について、
リプラグのプロデューサーYがインタビューしました。
スプレーアートの魅力から、
「アトリエ ミオ」の面白さまで、
気になることをたくさんお聞きすることができましたよ!
最後は、「アートがもたらすもの」について考えさせられました。
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【ペイントアーティストaiconさん】
TikTokページ
【インタビュー】
―スプレーアートを始めたきっかけを教えてください
10年ほど前に海外の方がスプレーアートをしているところを見た時、
「なんだこれは!」というすごい衝撃を受けたんです。
当時はダンスをしており、
衝撃を受けたもののすぐにやってみたわけではありません。
ただ、スプレーアートを見た時の感動がものすごくて。
その後しばらく時間が空いてからもその感動を覚えていたので、
あるタイミングで「スプレーアートやってみよう」と思い、
やってみたのがきっかけです。
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―スプレーアートって、壁に絵を描くものもありますよね?
よく間違われるのですが、
私がやっているスプレーアートは紙やキャンバスに描くものです。
明確な定義はないようですが、
皆さんが想像されるような壁のアートは
グラフィティアートというものです。
―知りませんでした。スプレーアートをやる前からペイントアートをされていたのですか?
マタニティペイントという、
妊婦の方のお腹にペイントをするということをしていました。
もともと、学生時代はスポーツをしていて、
アーティストを目指していたわけではなかったのですが、
ある時友人からマタニティペイントをして欲しいと頼まれたんです。
それをきっかけに、認定資格を取り、
マタニティペイントをしばらくやっていました。
―そうなのですね!
スプレーアートについて、面白いと感じるところはどんなところですか?
短時間で一気に作品ができあがるところですね。
「うわ〜!!」という感動があります。
例えば、筆で描く場合は時間がある程度かかるものでも、
スプレーアートは一瞬で描けてしまものもあるので、
そこが面白さの一つだと思います。
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↑aiconさんスプレーアート作品
―aiconさんのTikTokを見ると、
一瞬にして作品ができあがる様子が魔法のようです!
作品では惑星を描いたものが多く見られますね。
はい、惑星やピラミッドはスプレーアートでよく描かれる定番のモチーフです。
どちらも蓋やチラシをはがした瞬間に出来上がるので
まるで魔法のように見えますよね。
私もよく描きます。
―作品を作る時は、即興的に作るのでしょうか?
それとも仕上がりイメージを再現していく感じなのでしょうか?
両方あります。
オーダーがある時などは特に、
仕上がりイメージを練ったり、スケッチしたりしてから始めます。
ある程度イメージを決めて描くこともあるし、
描きながら即興的にイメージする場合もあります。
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↑aiconさんスプレーアート作品
―子どもの時からお絵かきは好きでしたか?
そうですね。絵は好きだったと思うのですが、
絵ばかり描いていたわけではなく、
鬼ごっこなど色々なことをして遊んでいましたね。
とにかく好奇心旺盛でした。
スポーツ、ゲーム、楽器など、いつも何かしていました。
自分でもアーティストになると想像していなかったです。
ただ、学生時代の寄せ書きに絵を描いたり、
デザインして仕上げたりってことは好きでやっていました。
そういう一面を見て、
友人もマタニティペイントを依頼してくれたのかもしれないですね。
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↑aiconさんスプレーアート作品
―子どもの頃からアートが身近だったり、芸術好きな家庭だったりしたのですか?
そういう感じではなかったですね…
(少し考えて)いや、でも今思い出して見ると、
祖母の家に絵が飾ってあったことをすごく覚えています!
2枚飾られていて、後々その絵は両親がそれぞれ描いたものだと分かったのです。
両親は絵をいつも描いていたという訳ではなく、
たまたま一緒に参加した絵画教室で描いたものだったみたいですけれど。
でも、印象に残っていますね。
―やはりそういう子どもの頃の体験や身の回りにあったものって、
その後に影響があるのかもしれないですね。
さて、今回フィンガーペイントのお絵かきセット
「アトリエ ミオ」を試していただきましたが、
実際に描いてみていかがでしたか?
難しかったです…!
自分の中に仕上がりイメージがあっても、
指だと出せない表現もあるので。
指だからこそ出せる表現を「探る」ことが難しかったですね。
今回は、描きながら世界観を作っていく感じでした。
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↑aiconさん「アトリエ ミオ」作品
―3つの作品、どれも素敵でした。
子どもたちが描いた作品とはまた全然違う魅力があります。
白い紙ではなく、モチーフが施された紙に描くということはいかがでしたか?
そこにあるモチーフをどう生かすか?と考えました。
すごく新鮮な体験でしたね。
確かに、真っ白な紙に描くこととは全然違う頭の使い方をしていたと思います。
ゼロから生み出すのとは違って、
モチーフがあるということでものすごく考えました。
「何に見えるだろう?」
「こう表現したらどうだろう?」
「こうして紙の向きを変えたら『雪だるま』に見えるかな?」とか。
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↑aiconさん「アトリエ ミオ」作品
―「考えることが好きになる」ということは、このお絵かきセットのコンセプトでもあります。
確かに、考えますね。
絵の具が6色しかないというところも、
頭を使わせるところですよね。
私は「黒が欲しい!」と思ってしまいましたが、
「黒がないならどう表現する?」と考えることになります。
子どもだったら、
まだどの色を混ぜたらどの色になるか分からないかもしれないので、
描きながら絵の具を混ぜてみて、
色が変わっていくことを体験できますよね。
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↑aiconさん「アトリエ ミオ」作品
―お子さまに向けて作ったお絵かきセットですが、
大人の方からも「面白い!」「やってみたい!」と感想をいただきます。
大人が楽しむ上でアドバイスはありますか?
そんな、アドバイスなんて(笑)。
そうですね…「固定観念」をなくすことだと思います。
大人って「固定観点」に縛られていることがありますよね。
例えば「海だから青で塗らなきゃ」というような。
モチーフのある紙、6色の絵の具、
描き始めるまでは大人の方が戸惑うかもしれないと思います。
でも、その「固定観念」を外してみてほしいです!
そこから違うものが見えてくるような気がします。
【インタビュー終了】
…今回aiconさんにお話を聞いて、
子どもの頃から好奇心旺盛で、
色々なことにチャレンジしてきたことが、
心を動かされたスプレーアートの世界に飛び込む行動力に
つながっている気がしました。
「アートは人の心を動かす」
ということを改めて感じました。
子どもの頃はもちろん、大人になってからも、
アート体験をすることで「人の心を動かすとは何か?」を
学ぶことができるのではないでしょうか。
これからも、フィンガーペイントのお絵かきセット「アトリエ ミオ」を通じて、
そのお手伝いができたら嬉しいです。








