ARバースデーカード開発ストーリーVol.1

先日発売したARバースデーカードは、まるで鉱物図鑑のような美しい鉱物のイラストが印象的なカードです。
このARバースデーカードの開発を担当したデザイナーは、モチーフとなる鉱物を調べていくうちに、鉱物が持つ特性に惹きつけられたそう。
開発担当の口から溢れてくる鉱物の魅力について、その一部をご紹介します!

 

 

_ARバースデーカードは、まるで標本のような鉱物のデザインが素敵です。誕生石をモチーフにした理由は?

リプラグの商品を買われるような大人の方は、バースデーカードを友達にあげるより、同僚や上司、部下など仕事の場で渡す機会があるのでは?と考えました。バースデーカードに、「気にかけているよ」「いつも相談に乗っていただいて感謝しています」といったメッセージを込めることができます。そういった関係の場合、日付まで正確に分からなくても、誕生月なら分かるのでは?誕生日その日だけでなく、その月であればいつでも気軽に使えるところが良いと思いました。

 

_ビジネスシーンで使うのであれば、女性だけでなく男性が使いやすいデザインがいいですね。

誕生石といっても、「宝石」ではなく「鉱物」の方が男性でも抵抗なく使えると思いました。また、男性の中にはコレクションすることが好きな方がいるので、集めたくなるようなデザインを考え、鉱物図鑑のようなイメージで作りたいと思いました。

 

_鉱物について色々と調べたのですか?

調べてみると、採れる場所によって岩の色が違っていることや、岩によってカットできる方向が違うことが分かりました。そのような結晶や岩の割れ方がある特定の方向に割れやすい性質を劈開(へきかい)と言います。エメラルドは同じような形にカットされることが多いですよね。アメジストのように、採掘すると柱が出てくるタイプもあります。ただし、オパールとターコイズには劈開がないんです。だから、これらはまん丸の宝石の形になるんですよ。

 

ARバースデーカード

 

_イラストもそのような特徴を踏まえて細部までこだわっているんですね?

鉱物図鑑を見て、その鉱物らしさを嘘でないように描き出しました。岩に対しての鉱物の大きさにもこだわっています。ダイヤやルビーなど高価な宝石は希少なため母岩に対して小さく描かれています!

 

_鉱物の魅力にはまっていますね?

劈開があると知った時、実際に掘ってみたい!と思いました。鉱物を採掘するという行為そのものに、魅力を感じます。美しい宝石を作るためには、上手に鉱物を採掘しなくてはならないということが分かりました。今回のARバースデーカードで、ARの採掘体験の最終形に宝石まで入れたのは、鉱物と宝石の形の違いや、形が変わっていくことの魅力を伝えたかったからです。

 

_最後に。ARバースデーカードに興味を持っている方に伝えたいことはありますか?

実は…ムーンストーンは鉱物ではなくて、こういう光り方をする石の総称なんです。母岩石がないので、掘り出された石の形は様々。どのような形でデザインするかを考えました。ムーンストーン…月の石と考えた時、アポロが持ち帰った月の石の形を思い浮かべ、インスピレーションが湧きました。きっと、鉱物が好きな方なら…気付いてくれるかも?と密かに期待しています。

 

ARバースデーカード

 

鉱物一つ一つの魅力はまだまだ語りきれないのですが、鉱物について知ることでARの採掘体験がもっと楽しくなりますね。
12ヶ月分の鉱物を集めて採掘してみたくなりませんか?